金を買取に出す時にもっとも重要になるのが金相場です。これは金買取する際の一番の基準となるものです。その基準がどうやって決められているかというと、それは、世界の4大取引市場と呼ばれているロンドン、ニューヨーク、チューリッヒ、香港の市場の価格が元になっています。この4大取引市場の価格が世界の金の価格の基準となり、日本の金相場の基準となっているのです。

そして、世界基準の単位の1トロイオンスあたりいくらかを基準に、それを日本の重量の基準であるグラムに換算したものが日本の金買取の相場です。その世界基準が変動してしまう原因がいくつかあります。まず第1に円とドルの価格の変動です。そもそも世界基準の1トロイオンスを日本基準のグラムに換算するので、その時のドル円相場の価格によって変わってきます。

円安ドル高か、円高ドル安かによって1グラムの価格が変動するのです。そして第2にその時の経済状況によって変動します。経済状況とはインフレかデフレかということです。インフレの時の方が金の価値が上がります。

そして第3に世界情勢が安定しているかどうかです。もし世界中のあちこちで戦争が起きていたら、金の採掘もストップしますし、金の輸出入も途絶えてしまいます。このように、金買取の相場は様々な原因によって毎日変動しています。金を高く売るためにはタイミングが一番大事なのです。

今がふさわしい時なのか、買取価格をまめに調べるのがとても重要です。

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